House F for violinist

間口3m奥行13mの細長い平面をもった木造3階建ての住宅である。

バイオリニストの練習スタジオをもつこの住宅は、周辺の下町風情の残る町並みに沿うように、街区の隙間に佇むように建っている。狭い間口でありながらも、その奥行と高さを利用して広がりをもった空間がもてるように計画している。

東京スカイツリーが間近に見え、これから移り変わっていくであろうこの風情の中でこの細長く黒いシルエットは、さながら黒い隙間そのもののようにこれからも変わらずここに佇んでいる。

Client/ a couple
Location/ Taito-ku, Tokyo
Site area/ 57.22sqm
Built area/ 118.74sqm
Completion date/ Oct 2012
Structure/ Wood flame, 3 story
Structure engineer/ Tatsumi Terado
Contractor/ Sinei, Ltd
Photographer/ Hiroyuki Shinozaki
Staff/ Takehito Kusanagi

クライアント/ 夫婦
場所/ 東京都台東区
敷地面積/ 57.22㎡
延床面積/ 118.74㎡
完成時期/ 2012.10
構造規模/ 木造3階建て
構造設計/ 寺戸巽海
施工会社/ 伸栄
撮影/ 篠崎弘之
担当/草薙岳仁