「猫になりたい。が、その言葉は儚い。」

 

こんにちは 多機能ボールペンが大好きな原です。

今回は、以前衝動的に買ってしまった、ある絵本からちょっとだけ…。

20140426 180433

タイトルは『猫の建築家』

森 博嗣先生の文章に、佐久間真人という人の絵が入れてあります。

美の意味を問いながら彷徨う灰色の猫のお話です。

 

残るもの、残らないもの。動くもの動かないもの。

世に蔓延るあらゆる造形に対して「思慮」「観察」を行い、「美」の意味を探求していきます。

猫が。

そんな猫くんは、毎日をそれに費やします。

わかりそうで、わからない。つかめそうで、つかめない。そんなふわふわなものを考え続ける精神の強靭さは並大抵のものではありません。できそうで、できない…。人は割と雑多なことばかり考えていますからね。

見習いたいものです。この猫を。

 

ところで、猫からすると、人の作り出した造形(建築)は、人間の言うところの「自然」なのかもしれません。東京なんて矩形だらけの森に見えているに違いないのです。

視点をずらすと想像が膨らみます。

 

ちなみに「美」の意味を私はまだ知りません。

 

嗚呼、猫になりたい…。「美」とは関係なく…。

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