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お久しぶりです。こんばんは。
原です。

夏が過ぎようとしています(もう過ぎたのか?)
皆さま、どんな夏をお過ごしになったでしょうか?

私の夏は毎年の如く、当たり障りないもので、何かしら20代なりの若さや輝きを振りまくような、そんな活発な素振りを見せることもなく、約やかに終わりを迎えました。

夏は私にとってSF(主に小説)の季節です。夏の暑い日々はどうにも、いつもぐらぐらでふらふらな興味の行き先を、宇宙とか時間とか、その他何だかよくわからない、未来的なものに仕向けるようでして。この欲求の起源は何なのか、客観的な考察から、推測を試みようとするのですが、途中で飽きて、「まぁ、気分的なものだろう。。」と大した結論も出ず、あてどなく色々と読み漁る今現在に至ります。

今年は例年に無く、多くの作品を読んでおり、小松左京にハインライン、オーウェル、イーガン、バチガルピ。どれもこれもが悔しいぐらいに面白く、読み終える度に毎回打ちのめされたような気分になります。

それらを作り出す圧倒的な想像力、構想力は一体全体何処から湧き上がってくるものなのか不思議でなりません。

普段、建築設計をしている私なのですが、「未来を構想する」という点で、SFは何だか近いような、それでいて果てしなく遠く、一緒のようでいて、一緒にしてはいけない、そんな絶対的な距離、隔たりを感じます。「文字」と「カタチ」の話なので、端から全く別物なのですが、、、「虚構」と「現実」と言い換えてもいいですね。

全く違うが故に魅力を感じているのかもしれません。無意識にバランスを取ろうとしているんでしょうね。

それとも自ら崩しているのか…。

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日々の生活からでは取り入れる事の出来ない、ある種の「毒」を自ら摂取しているような気分です。

あなたにとっての「毒」は何ですか?
お互い摂り過ぎには注意しましょう。

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