都市のイメージ

こんにちは、増田です。

久々の更新になってしまいました。
バタバタと忙しくしている間に、あっという間に12月です。

クリスマスが近いこともあり、表参道では毎晩イルミネーションの試点灯が行われています。
ピカピカの並木道はやはり綺麗です。

そういえば表参道の通りには、看板の明かりがとても少ないんですよね。
だからイルミネーションも、尚更キレイに見えるのでしょうか。
街としても、中の様子が分かるショーウィンドウがたくさんあるので、看板はあまり必要なさそうです。

表参道と比べると、隣町の渋谷はものすごい看板の量です。

看板といえば、景観に悪いとか、装飾的とか、商業的とか、
ネガティブなイメージを持たれることが多い気がします。

しかし渋谷という街では、その看板が「渋谷らしさ」を生む重要な要素であるような気がしています。

しぶや

建築が数十年という長い期間で残るのに比べ、看板は数日、早ければ数時間で張り替えられます。
街中を埋め尽くし、次々に張り替えられ、どんどん風景を変えていく看板。
炭酸水の広告だったところに、翌日は芸能人が貼られる、という脈絡の無さ。

そんな光景はネガティブというよりむしろ、
エネルギッシュさ、あらゆる物事や活動を受け入れる懐の深さなど、
建築だけでは作れない魅力や表情を生んでいるような気がします。

普段ネガティブに捉えてしまっている街の要素が、
実はその街の魅力や「らしさ」をつくっている重要な存在になっているのかもしれません。

そんな風にいつも過ごしている街を見直してみると、また違った風景に感じるかもしれませんね。

増田

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