其処此処に積もるもの

こんにちは原です。

空間が、その人にとって特別な価値を帯びることがあります。

観光地とはまた違って、それらは其処此処に存在し得るものです。

告白された校舎裏とか、前に住んでたアパートとか、小説に出てきたコインランドリーとか、アイドルが来店したラーメン屋とか…etc

 

種類は色々ありますが、あと付けされた物語によって空間はその価値を高くしたり低くしたりします。

何の変哲も無い風景でも、残って欲しいと思えるものになる可能性だってあります。

 

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怖いのは、何の価値も覚えられないことです。

自分の設計したものが将来、いい物語の中に存在してくれたらなと、そう思います。

 

 

鯉のぼり劇場

こんにちわ、金沢です。

 

自分の実家の近くに深く掘られた川があります。

 

小学生の時にサッカーボールをそこに落して、ボールとお別れしました。

そのくらい深いです。

 

もともとは昔に川が氾濫したから掘られたとのことらしいです。

素敵で優雅な水辺での生活なんてそう上手くはいかないんだなぁと思ってました。

 

でも今日、その川を見てみると、橋の間に長い鯉のぼりがかかってました。

 

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水辺には直接行けないけど、

川の上で泳いでいる鯉は素敵でした。

 

劇場の舞台とか、

身近なところだと吹き抜けの照明、ベランダからたらーんとしている植物、

見えているのに触れられない場所やものの誘惑はなんかいいですね。

 

金沢

「猫になりたい。が、その言葉は儚い。」

 

こんにちは 多機能ボールペンが大好きな原です。

今回は、以前衝動的に買ってしまった、ある絵本からちょっとだけ…。

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タイトルは『猫の建築家』

森 博嗣先生の文章に、佐久間真人という人の絵が入れてあります。

美の意味を問いながら彷徨う灰色の猫のお話です。

 

残るもの、残らないもの。動くもの動かないもの。

世に蔓延るあらゆる造形に対して「思慮」「観察」を行い、「美」の意味を探求していきます。

猫が。

そんな猫くんは、毎日をそれに費やします。

わかりそうで、わからない。つかめそうで、つかめない。そんなふわふわなものを考え続ける精神の強靭さは並大抵のものではありません。できそうで、できない…。人は割と雑多なことばかり考えていますからね。

見習いたいものです。この猫を。

 

ところで、猫からすると、人の作り出した造形(建築)は、人間の言うところの「自然」なのかもしれません。東京なんて矩形だらけの森に見えているに違いないのです。

視点をずらすと想像が膨らみます。

 

ちなみに「美」の意味を私はまだ知りません。

 

嗚呼、猫になりたい…。「美」とは関係なく…。

あいだ

こんにちは金沢です。

 

ウォークマンになるスマホとか、3色ボールペンとかみたいに別々のモノをまとめたものって便利ですよね。

でも、実はそういうまとめたものが自分は苦手で・・・

 

苦手というか、

別々のモノがある時に生まれる <あいだ> が好きなんですよね。

そこから何かが起こることもあったりして・・・

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まとめることで便利になるのもいいんですけど、なんかもったいないというか、さみしい感じがして・・・

 

だから、建築でも部屋と部屋、人と人との <あいだ> をどうつくるかを考えていきたいと思います。

 

では

金沢

 

 

 

 

トウキョー #01

こんにちは、スタッフの原です。

先日、初めて東京のまちを自転車で回りました。

すると、今まで全くと言っていいほど無かった、方角や位置関係の感覚が自分の中に出来上がっていくのを感じました。東京のイメージが空間として立ち上がってきたのです。広がっていく世界…。久々にちょっと興奮してしまいました。

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それまでの東京は、駅を中心に広がる街がそれぞれチューブで繋がっているような、ぶつ切りな印象でした。これは鉄道システムが作り上げた空間イメージなのかもしれません。駅があって線路があって、その上を電車が通っている。私たちはそれに従って空間を行き来している。移動中は電車の中なので、なかなか「広がり」を意識することが出来ません。人の言う東京の閉塞感はこういうところから作り上げられているのかもしれませんね。もちろんそれだけではなさそうですが…。でも僕は、これも一つの在り方だと思っています。それぞれの街が白昼夢みたいに感じられて、なかなか面白いです。

自動車が通る「道路」というのも何かしらのイメージを作り上げているはずです。

色々と考えてみる余地がありそうですね…。

では、このへんで

木。もしくは…

こんにちは川本です。

 

先日、部屋の片づけをしていたのですが

ずっと育てている植物を見てふと思いました。

 

バランスが悪い…

鉢に対して伸びすぎております。

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もうかれこれ4年程育てているのですが、いつの間にこんなに伸びてしまったのでしょう。

ちょっと揺れただけで折れてしまいそうです。

でもちょっと思ったのですが、これはどこまで大きくなったら「木」になるのでしょうか。

「植物」と「木」の間、その変わる瞬間がなんだか気になりますね。

見かたによっては既に「木」なのかもしれないです。

これもまたスケールの話しになってしまいますが、日常の中にそんなふと思うことがたくさんありますね。

いつか「木」になるまで、大事に育てていきたいと思います。

 

では

川本

 

 

 

 

 

感覚

こんにちは川本です

 

最近進めていた大きな住宅の案が少しまとまり始めてきました。

僕が初めにイメージしていた構成とは違う建ちっぷりにまとまっていきましたが

とても気持ちのいい住宅になりそうです。

普段扱う大きさとのギャップがあるだけにスケール感をつかむのが大変でしたが

図面や模型をつくっていてもなんだか住宅ではないものをつくっている感覚になってしまいます。

ある意味僕はその感覚を楽しみながらスタディをしていました。

じつは昔からスケールの狂う感覚が好きで、身の周りの物がふとした瞬間違うものに見えたり

もし自分が小さくなったら、、、などと考えることがあります。

それをテーマに仕事をしているわけではないですが、今回の仕事では少しそんな感覚を楽しんでしまいました。

なかなか扱う機会が少ない規模の住宅なので、少しでも楽しみたいと思います。

 

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ちょっと座ってみたい。

 

ではまた。

 

川本

 

 

 

 

 

進めています。

こんにちは川本です

 

今日は久しぶりに今事務所で進めている仕事について。

以前紹介したものとは別で、これまた大きな住宅を進めています

今回は住宅なので求められる機能はわかりやすいのですが、その規模が普段扱っている住宅の3倍、4倍程あって

このスケール感をつかむのに一苦労です。

最初は、あえて機能を細分化してその小さな集まりで大きな住宅をつくる構成ばかりイメージしていましたが

今はスタディも重ねてだんだんここでの建ちっぷりがわかってきました。

住宅といっても今回は3世帯住宅なのですが、他にもパーティスペースなど普段なかなか扱わない機能も

必要なのですが、これは普段からパーティに参加していないと具体的な使われ方のイメージが難しいです。

そう思うと建築家はとにかくいろんなことを経験していないといけないですね。

僕も機会があればいろんなことにチャレンジしていきたいです。

 

そろそろスタディに戻ります。

では。

 

川本

 

 

 

 

 

場ができるきっかけ

川本です

 

今日は先日の話しの続き、石巻での経験談です。

僕が復興チームに参加して石巻に3ヶ月程滞在しているとき、復興活動として家具づくりや

津波で半壊してしまった建物を自分たちの手で直したり新しくつくる活動をしていました。

なので、日常で朝から晩まで外にいることが多かったので当然、地元の人ともお話をする機会が多かったです。

ある日、チームの仲間と道で雑談をしていると地元の人が「今日おいしいお肉があるんだ」とひとこと言ったことがきっかけで

数分後にはその場で網や道具を持ってきてバーベキューが始まります。

そこは歩道なのですが、お構いなしです。東京では考えられないですよね。

しかも、そこをたまたま通る人も自由に食べたり飲んだり。

「あの人誰だろうね」

「知らないけど、いいんじゃない?」

といった感じでいつの間にか大人数のバーベキューになっていきました。

その頃には車道にまで広がっていましたが、車によけてもらいます。バーベキュー優先なのです。

僕は昔から近所付き合いのあまりない環境で育ってきたので、その出来事がとても不思議でとても面白く感じました。

震災がなかったとしても、そういう温かい街だったかもしれませんが、震災後さらに周囲の絆が深まったことは間違いないでしょうね。

他にも、ひとりが道端でギターを弾き始めるとその周辺に人が集まり小さなイベント場になったり

近所のこどもが宿題を持って歩道を歩いていると、その場に机になるもの、イスになるものを持ってきてみんな一緒に考えます。

その光景はなんだか小さな塾にも見えて、3カ月滞在するだけで不思議な体験をたくさんすることができました。

 

話は戻りますが、先日のメガネ屋さんでの出来事

車寄せだった場所が気持ちのいいテラスに変わったとき、そんな石巻での経験を思い出しました。

知らない人がそこでくつろいでいる。

という不思議な光景がもしかしたら東京でも見れるのかもしれませんね。

 

では。

川本

 

 

 

 

 

場ができること。

こんにちは川本です

 

先日、事務所と同じ建物の1階に新しくメガネ屋さんがオープンしたのですが、ある天気のいい日

篠崎さんがお昼休みに事務所を出たとき、お店の方に声をかけて頂いたようで話しが盛り上がっていました。

そこに僕がお届け物を持っていったのですが、普段何もないお店の前に椅子とテーブルを並べて

飲み物や食べ物、お店のサングラスまで用意して頂けたので僕もしばらくのんびりした時間を過ごしました。

そのとき、僕はなんだか懐かしい気持ちになりました。

実は僕、以前東日本大震災で被災した石巻で3か月程住みながら復興活動をしていたのですが、

そのとき街の中で経験した時間と、メガネ屋さんの前で過ごした時間に少し似たものを感じました。

 

その過ごした時間が懐かしいというよりは

きっと、今まで何気ない車寄せスペースだった場所に、突然テラスのように気持ちのいい場ができたことに

懐かしさを感じたんだと思います。

 

少し長くなりそうなのでこの続きはまた次回。

メガネ屋さんのHPはこちらです   igc

 

川本

 

 

 

 

 

大事なのは

こんにちは、川本です

 

先日、最近進めていたプロジェクトがひとつ一段落つきました。

スタディを進めていく中でアイデアを面白さ・新しさまで深めていくところまでお伝えしていましたが

最終的に自分たちが面白いと思えるアイデアに向かっていくことができたと思います。

いい空間や利便性を求めるのも大事ですが、自分たちがつくっているものが面白いと思えることも

同じくらい大事ですよね。

篠崎事務所では特に面白さ・新しさに向かって進め、自分たちも楽しむことを大切にします。

今回のプロジェクトもプランのスタディや模型をつくっていて面白いと感じることが多かったです。

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結果がどうであれ、みなさんが行きたい場所になるのは間違いなさそうです。

では。

川本

 

目的

こんにちは、スタッフの川本です。

更新お久しぶりとなってしまいました。

 

さて、みなさんソチオリンピックは楽しんでいますでしょうか。

僕の楽しみだったハーフパイプも見ることができて見事にメダルも獲ってくれましたね!15歳であの落ち着きっぷり、、、見習いたいです。

みなさん注目のフィギュアスケートも先日行われました。

結果がどうというよりも、この世間の注目と話題性は本当にすばらしいです。

真央ちゃんの演技を見て感動したという人は多いですよね。きっと、結果よりもあの演技を見ることが目的なんだと思います。

演技を見て感動した!応援してて楽しかった! それでいいんです。

しっかり役目を果たしてくれた真央ちゃん、お疲れ様でした!

そんな興奮が続くオリンピックもそろそろ終わりでしょうか。残りの競技も楽しみましょうね!

 

ではまた。

川本

手がかり

川本です

 

先日、街に対してどのように建築を提案していくか についてのブログを書きましたが

今日はその続きを

建築をつくるとき、その街や周囲の状況を読み込んで構想を組み立てていくのですが

その周囲から得る「手がかり」がなかったらどうでしょう。

僕の個人的な考えかもしれませんが、「何も無い空間」に建築をつくってくださいと言われたら

何もつくれないのかもしれません。

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そう考えると地面があって、空や風があるだけでも大きな手がかりに思えますね。

いや、もしかしたら、、、「何も無い」ということも手がかりなのかもしれないです。

 

川本

 

もうすぐ

こんにちは川本です。

 

最近、テレビやラジオでよく耳にすることが多くなってきました「ソチオリンピック」

ちょうど一週間後が開幕でしょうか。

僕の楽しみとしてはスノーボードハーフパイプです!スノボが好きなので想像するだけでワクワクしますね。

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みなさんや世間の注目はやっぱりフィギュアスケートですか?

もうメディアや街中の広告で浅田真央ちゃんを見ることが日常になっていますが

実は浅田真央ちゃん、昔からよく知っている子なんです。

地元が同じで中学も一緒、競技が違えど月曜朝にある朝礼ではいつも一緒に表彰されていた仲でした。

それが今では、、、テレビで見るのが当たり前に。なんだか不思議です。

地元の子が日本を代表して世界と戦っているんですから、とても誇らしいですし応援してます!頑張ってください!

また地元で会ったときはクールに「あ、 お疲れ。」と言ってあげようと思います。

それでは一週間後を楽しみに。

 

川本

街と建築

川本です。

今回も現在進めているプロジェクトについて。

大きな建築を街につくるとき、その建築がここでどんな存在になるのかを考えます。

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その街並に対してシンボリックに存在するのか、街並に溶け込むように存在するのか。事務所内ではよく建ちっぷりという言葉を使いますが、今回のように日本らしさが残る街並の中でどのような建ちっぷりがふさわしいのか、スタディを重ねて判断していきます。

正解・不正解というわけではないですが、提案するものがどんな存在になっていくのかを想像するのは大切であり楽しいです。

こうして前回からさらにスタディを進めていくうちに、この街に対するスケール感がつかめてきました。

ここからは街に対する提案と同時にこの建築としての面白さ、新しさまで思考を深めていきます。

川本

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